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誘惑に負けるのは目の前にあるから?脳がもたらす【限定合理性】とその対処法とは!

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交替勤務12年以上の30代男。娘と息子の2児の父。 生活習慣を改善するために色々な本を読んだりしているうちに、普通の人に比べて夜勤者には習慣づけがむずかしいことを知る。 交替勤務を通して夜勤を行い、試行錯誤して良い習慣を身に付けるために奮闘中。 夜勤者目線での生活の工夫、学習法、読書法、健康法、筋トレなどについて語りたがっている。

どうも、夜勤者のyakiです。

僕たちは何らかの目標をかかげた時、それを達成するまでにいくつもの障害と出会います。

たとえば、ダイエット中なら、安く買える上に大容量の大袋のお菓子。禁酒中なら、買い置きしてあった一升瓶や冷蔵庫で冷えたビール。節約中なら、アマゾンの欲しいものリストやスマホゲームの課金アイテム。

そうしたいくつもの障害が自分の周囲を取り囲み、あらゆる方法で目的の達成を邪魔しようとしてきますよね。

そして目的が脳裏によぎりながらも、ついつい手を出して罪悪感にさいなまれてしまう…。

この一連の流れはそう珍しいことでもありません。

理由として、人間の脳がそうなるように発達してきてしまったことが挙げられます。

そんなわけで今回は、「誘惑に負けやすくなる【限定合理性】とは?」「目の前の誘惑には【双極割引】で対抗する」「【10分ルール】で誘惑を遠ざける」についてお話しします。

 

誘惑に負けやすくなる【限定合理性】とは?

今でこそ高度な文明を築いていますが、人間も元々は野生の動物です。

古代においては食料の調達も困難な状態であり、生きるために食べ物を探して歩き回り、見つけた食料は食べられる内に食べなくてはいけませんでした。

そうした活動を支えたのが、脳の報酬系と呼ばれる部分です。

この部分が活発に働くと、目の前の報酬…つまり、食べ物、欲しいもの、やりたいことといった、あらゆる誘惑に対して自制心が効きにくくなってしまいます。

僕たちは頭の中で考えているときには、「今は○○といった目的があるから、××は我慢しなくちゃいけない」と、合理的に冷静な判断することができます。

しかし、自分の我慢しているものが目の前に現れたとたん、自制心がゆらいでついつい手を出してしまいたくなり、目的に対しての合理性は崩れやすくなってしまうんです。

こうした現象について、行動経済学者たちは「限定合理性」と呼んでいます。

このことから言えるのは、人は長期的な目標を達成することはもともと苦手であり、短期的な欲求に抗うことが難しくデザインされている、ということなんです。

そうした目の前にあるものに飛びつくような反応が起こるのは、大昔のように食べられるとき食べておかないと生命の危機があったことを考えれば、当然と言えば当然なのかもしれません。

ただ、現代のように長中期的な目標が必要とされる時代においては、なかなか難しい問題となっていると言えますね。

 

目の前の誘惑には【双極割引】で対抗する

前述した「限定合理性」が働いてしまうと、人は欲求に流されやすくなってしまいます。

しかし、その欲求の起因となるものを取り除くことができれば、合理的な判断をとり続けることができるんです。

その方法は簡単で、欲求の起因…つまり「欲しいものが目の前にある」という状況を作らないようにするだけです。

たとえば、お菓子やお酒は戸棚や冷蔵庫などに入れて保管する、ゲームは箱に入れてクローゼットに入れておく、テレビのリモコンはテレビ台の引き出しにしまっておく、などです。

そんな簡単なことで変わるわけがないと思うかもしれませんが、ある会社の社員を対象とした実験では、キャンディの入った瓶を机の上に置いていた場合に比べて、瓶を机の引き出しにしまっただけで消費量が3分の1に減ったといいます。

こうした現象が起きた背景には、人間は空間的に身近なものに大きな価値を感じ、遠くにあるものには価値を小さく感じるという、「双極割引」と呼ばれる概念が関係しています。

限定合理性における合理性の崩壊は、「目の前に欲しいものがあらわれる」ことで起こります。

つまり、最初から目につきにくい場所に置いておくことが、誘惑に対抗する方法の1つとなるんです。

 

【10分ルール】で誘惑を遠ざける

双極割引を利用して目の前から欲求の元を排除したとしても、ふと頭に浮かんでしまうこともあります。

そうして欲求が湧いてしまったとき、少し時間をおいてみるというのも有効です。

それはなぜかというと、「双極割引」は空間的な距離だけでなく、手に入れるまでの時間の長さも影響するからです。

たとえば何かを欲しいと思った時、「10分待ってみる」というルールを設けてみるのも良いですね。

ふとお菓子が食べたくなったりした時、まず時計を見るようにします。

そして、「10分だけ我慢してみよう。そして、時間になっても食べたかったら食べても良いことにしよう」と決めます。

こうした自分ルールを決めて、行動に移すまでに一定の時間を設けておくようにすると、実際に食べていなくても意外に欲求がおさまることがあるんです。

これは脳のメカニズムが、目先の報酬に大きな価値を持つようにできているからであり、すぐに手に入らないものに対しては価値を少なく見積もってしまうことから起こります。

このように、ちょっとした工夫だけでも目の前の欲求に抗うことができるので、一度は試してみる価値があると思います。

 

まとめ

目標の障害となるのは、いつでも目の前にある別の欲求です。

「限定合理性」は目の前に自分の欲しいものが現れたときに起こる脳の反応であり、真っ向から抗うことには大きなストレスを感じ、なかなかうまくいきません。

しかし、その欲求のメカニズムを知り、視点を変えて対応してみると、意外なほど簡単な方法で障害を乗り越えることもできるんです。

「双極割引」は欲求に対して真っ向から対抗するのではなく、欲求の対象をあらかじめ遠ざけておいたり、対象から注意を逸らす方法なので、実行するための労力が少ないことが特徴です。

上手に活用すれば、仕事、勉強、ダイエット、自分磨き、多くの自己成長に使うことができるので、ぜひ試してみてくださいね。

 

今回紹介したように、人間は欲求に抗うことが難しい生き物です。

本能的に、遠くにある理想的な道よりも、目の前にある楽な道を選びがちになってしまうんです。

そのことから、双極割引などの反応をうまく活用したりなど、テクニックを用いて対応していく必要があります。

しかし、ずっと習慣にしてきたことや、依存的なほど浸透してしまっていることに関しては、改善していくことがなかなか難しいこともあるはず。

そうした場合、「自分の逃げ道をなくす」という強い態度も必要になるかもしれません。

ここからは、「生活習慣を改善するには逃げ道をなくすことが最善?欲求の先手を打つことが大切!」に続きます。

 

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交替勤務12年以上の30代男。娘と息子の2児の父。 生活習慣を改善するために色々な本を読んだりしているうちに、普通の人に比べて夜勤者には習慣づけがむずかしいことを知る。 交替勤務を通して夜勤を行い、試行錯誤して良い習慣を身に付けるために奮闘中。 夜勤者目線での生活の工夫、学習法、読書法、健康法、筋トレなどについて語りたがっている。

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