世の中の夜勤者を全面的に応援するブログ!

あらゆることを同時に処理するマルチタスクは時代遅れ?1つに集中した方が良い理由

アバター
WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
交替勤務12年以上の30代男。娘と息子の2児の父。 生活習慣を改善するために色々な本を読んだりしているうちに、普通の人に比べて夜勤者には習慣づけがむずかしいことを知る。 交替勤務を通して夜勤を行い、試行錯誤して良い習慣を身に付けるために奮闘中。 夜勤者目線での生活の工夫、学習法、読書法、健康法、筋トレなどについて語りたがっている。

どうも、夜勤者のyakiです。

仕事をしながらオーディオブックで勉強し、電話をしながらパソコン操作する。そうして一度に多くの物事を同時並行的に処理し、次々と仕事を片付けていく。

マルチタスクによって颯爽と仕事をこなすそのイメージは非常にカッコ良く、憧れすら抱くような話ですよね。

でも、複数の物事を同時並行的に処理していくことは現実には難しく、ほぼ幻想のレベルだとされています。

そんなわけで今回は、「マルチタスクは難しい理由」と「1つのことに集中した方が良い理由」についてお話します。

 

マルチタスクは難しい理由

実は何気なく毎日を生活している中にも、マルチタスクは当たり前のように行われています。

例をあげると、テレビを見ながら、スマホの操作もして、家族や友人と会話する、といったような具合です。

しかし、それらの物事は一見すると同時にできているけれど、テレビの内容は断片的にしか入ってこず、スマホの操作は中途半端になり、会話の内容もどこか上の空といったように、それぞれの物事に対しての「質」が明らかに落ちてしまいます。

つまり、マルチタスクをすると、脳の処理能力が分散してしまうということです。

現在では心理学をはじめ、多くの研究によってマルチタスクの悪影響は証明されています。

たとえば、2009年にスタンフォード大学が262人の学生を対象にして、以下の2つのグループに分けて調査研究が行われました。

  • 1.頻繁にマルチタスクを行っている学生
  • 2.ほとんどマルチタスクを行っていない学生

この2つのグループに課題を与えて成績を比べたところ、頻繁にマルチタスクを行っているグループの学生は、そうでないグループに比べて成績が下回ったと報告しています。

こうした結果になった理由の1つには、同時に多くのことをこなそうとした事によって、1つ1つのタスクへの集中力が分散してしまったことが挙げられます。

別の研究では、就業時間の28%がマルチタスクをしたことによる効率の悪化によって失われた、とも言います。

取り掛かっている仕事を手広くしていくと、どうしても注意力が散漫になってミスが増えたり、やりかけの中途半端な状態の仕事が増えていくことからストレスも比例するように増えていってしまうんです。

やりかけの仕事が増えると脳のワーキングメモリーが圧迫されます。

ワーキングメモリーは短期的な記憶を司り、目の前の状況判断や意思決定にも深く関わるため、多くの仕事を抱えていると脳がパニック状態となって冷静な判断ができなくなります。

その状態が心から余裕を失わせ、時間すらも体感的に短く感じてしまうという弊害も生んでしまうんです。

つまり、生産性の低下、余計なストレス、時間の圧迫といった状態を避けたければ、可能な限りマルチタスクを減らした方が良いと言えるということですね。

 

1つのことに集中した方が良い理由

そもそも人間の脳はマルチタスクに向いていません。

目の前のことに注意を向けていないと生命が脅かされるような環境で生活していた頃の「原始的な部分」が備わっているからです。

もともとマルチタスキングという言葉自体がコンピューターの世界で生まれた用語です。

パソコンやスマホなどは複数のアプリやソフトを並列処理できますが、これは高速で演算されていることで可能となっています。

なぜそれができるのかというと、コンピューターは「演算する能力に特化した存在」だからです。

それに対して人間は、生命を守るために活動し、感情によって行動が左右され、周囲の環境によって行動を変えていきます。

つまり、生きているだけであらゆることに注意が分散されていることから、そこからさらにマルチタスクをするような余裕はないということですね。

そこで重要になるのが、目の前の「1つのこと」に集中していくことです。

多くの仕事を抱えている場合、できるだけ同時に処理していたい欲求にかられますが、まず一呼吸おきましょう。

そして、優先順位の高いものから1つ1つ順番に、区切りの良いところまで確実に行っていくことに専念します。

その方がミスや漏れが減って手直しする時間が減りますし、どの仕事をどこまでやったのかを把握しやすくなり、明らかに生産性が向上します。

コツとしては、抱えている仕事を紙に書き出した後、優先順位にそって実施していく順に番号をふっていく方法から始めると良いと思います。

紙に書き出すだけでもやるべきことが目に見え、心に余裕が生まれて冷静になれるメリットがあります。

とにかく、慌てず、焦らず、1つのことに集中できる環境を作っていくことを心がけましょう。

 

まとめ

「マルチタスク」が有能さの証だという風潮は未だに根深いものです。

あらゆることを同時にこなして忙しそうに立ち回っている人の方が、なんとなくデキる人に見えなくもありません。

しかし、実際のところは同じ仕事をまた繰り返していたり、抜け漏れの手直しをしていたり、ミスの後処理をしていたり、後でまとめてできることを何度もチェックしていたり、生産性から見ると微妙な状態なのかもしれません。

そのことから、時間に余裕を生み、ストレスを低減し、生産性を向上させるためには、「1つのこと」に集中した方が得策です。

複数の仕事を抱えてしまった時には、とにかくは優先順位をつけてみましょう。

1つ1つを確実に行っていった方が、結果としては良い仕事ができるようになると思います。

 

ただ「マルチタスク」をできるだけ避けるといっても、どうしても仕事を同時にこなさなくてはならず、1つのことに集中できない場合もあります。

そこで役立つのは「タスクシフト」というテクニックです。

別記事「タスクシフトで効率化!サッと切り替えて脳のパニックを抑えよう」に続きを書きますので、参考にしてみてくださいね。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
交替勤務12年以上の30代男。娘と息子の2児の父。 生活習慣を改善するために色々な本を読んだりしているうちに、普通の人に比べて夜勤者には習慣づけがむずかしいことを知る。 交替勤務を通して夜勤を行い、試行錯誤して良い習慣を身に付けるために奮闘中。 夜勤者目線での生活の工夫、学習法、読書法、健康法、筋トレなどについて語りたがっている。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 夜勤者に普通はむずかしい , 2019 All Rights Reserved.