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慰めの言葉で自制心が取り戻せる?失敗からの立ち直りを早くする方法

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交替勤務12年以上の30代男。娘と息子の2児の父。 生活習慣を改善するために色々な本を読んだりしているうちに、普通の人に比べて夜勤者には習慣づけがむずかしいことを知る。 交替勤務を通して夜勤を行い、試行錯誤して良い習慣を身に付けるために奮闘中。 夜勤者目線での生活の工夫、学習法、読書法、健康法、筋トレなどについて語りたがっている。

どうも、夜勤者のyakiです。

前回の記事「失敗するともっとダメになりたくなる?【どうにでもなれ効果】が恐ろしい!」でも述べたように、人間には自分をよりネガティブな状況に追い込んでしまう心理が働く場合があります。

その心理はたった一度の失敗だけでも起こることがあり、その状態に陥ると、ダイエット中なのに食欲のままドカ食いしてしまったり、貯金をしようとしていたのに散財してしまったり、禁酒していたのに毎日晩酌してしまったりなど、歯止めが効きにくくなってしまいます。

そして、そんな自分が嫌になって落ち込み、うさ晴らしに「もっと食べちゃえ!」「もっと買い物しちゃえ!」「もっと飲んじゃえ!」とタガを外してしまった挙句、そんな行動をした自分にさらに後ろめたさを覚え、またうさ晴らしをしてしまう…

こんな感じを繰り返す「負のスパイラル」に陥ってしまうんです。

この状態になると、そうした悪い習慣付けがなされてしまうことから、中々抜け出すことが難しくなってしまいます。

ただ、そんな状態も意外な方法で緩和することができることが、心理学の世界では証明されています。

そんなわけで今回は、「失敗から立ち直るに【自分を責める】のは逆効果?」「【慰めの言葉】で自制心を取り戻せる?」「【自分を許す】ことで責任感が増す?」についてお話します。

 

失敗からいち早く立ち直るには【自分を責める】のは逆効果?

自分が失敗してしまった時、「なんて自分はダメなんだ…」「またこんなミスをしてしまった…」「何をやってもうまくいかない…」という感じに、自分を責めてしまっていませんか?

実は、この「自分を責める」という行動そのものが、自分自身をさらに追い込み、よりネガティブな行動を呼び込んでしまうことがあるんです。

自分を責めるということは、自分の行動や考え方、あるいは自分そのものに罪悪感を感じている状態です。

そのことによって、自分には失敗を乗り越える能力がないだとか、自分の欠点にばかり注目してしまったりだとか、そんな自分だからもっと悪くなってしまうのは当然なんだ、と諦めてしまっている状態だと言えます。

そうネガティブに考えてしまっていることがストレスとなり、さらなる「ドカ食い」や「散財」を生んでしまうことになるんです。

こうした心理から抜け出し、失敗からいち早く立ち直るためには、意外かもしれませんが「自分を慰めること」が効果的とされています。

つまり、自分を「責める」のではなく「慰める」。

たったこれだけの切り替えによって、ネガティブがさらなるネガティブを呼ぶ、負のサイクルから抜け出すための一助となるんです。

その理由について、これから2つの例をご紹介します。

 

【慰めの言葉】で自制心を取り戻せる?

何か新しい目的ができたとき、僕たちはそれを達成するために頑張ろうとします。

しかし、何らかの理由で目的を達成する前につまずいてしまうと、やる気や気力が失われ、立ち直るまでに多くの時間が必要となるだけでなく、場合によっては、以前よりも悪化した状態に陥ってしまうこともあります。

これは失敗したことによる罪悪感によって、自制心が失われてしまった結果だと言えるんです。

それでは、自分を責めると自制心が失われるとした場合、反対のこと、つまり自分を慰めたとしたらどうなるでしょうか?

この実験を行ったのが、ルイジアナ州立大学のクレア・アダムズとデューク大学のマーク・リアリーという二人の心理学者です。

彼らはダイエット中の女性を募集し、参加者たちに2つの実験を行います。

1つ目の実験は、食べ物が気分に与える影響を調べるという内容で、すべての被験者にドーナツを食べてもらった後、どんな気分になったかを紙に記入してもらいました。

ここでは、体重を気にしている女性に高カロリーな食べ物を食べさせることで、罪悪感を感じてもらう意図があります。

2つ目の実験は、色々なお菓子の試食をして味を評価するという内容で、被験者を2つのグループに分けたあと、3種類のお菓子を好きなだけ食べてもらいました。

つまり、1つ目の実験で罪悪感がもたらされた結果、その影響でどのくらい自制心が失われたのかを調べたわけですね。

その結果、片方のグループでは食べたお菓子の量が28g、もう片方のグループが食べたお菓子の量は70gという結果になりました。

どうしてここまで食べる量に差が出たのか?

実は、お菓子を食べる量が少なかったグループには、2つ目の実験が行われる前に、ドーナツを食べたことで罪悪感を感じてしまっているだろうことに共感を示しつつ、時には自分を甘やかしてしまうことがあるのだから、あまり自分に厳しくしないでもいいんですよ、といった内容の言葉がけが行われていたんです。

お菓子を食べる量が多かったグループには、とくに何のアプローチもされていませんでした。

この結果からは、罪悪感を抱くようなことが起きた場合でも、「慰めの言葉」によって自制心を取り戻せるということが示唆されます。

そうしたことから、もしも何か失敗して自分を責めるような出来事があっても、一歩立ち止まって自分を慰めるようにした方が、結果として良い方向に進む可能性が高いと言えるんです。

 

【自分を許す】ことで責任感が増す?

さきほどの「慰めの言葉」と同様にポジティブな心理をもたらすものに、「自分を許す」ことも挙げられます。

カールトン大学の実験で、学期の最初から最後まで学生たちの勉強の様子を観察し、テスト勉強を先延ばしする様子を記録していく、というものが行われました。

その実験によると、学期の最初に行われたテストでは、学生のほとんどがギリギリになるまでテスト勉強を始めなかったようです。

しかし、そのテストの結果を見た後の学生たちは、その次のテストに向けた勉強への取り組み方に違いが生まれました。

最初のテストでギリギリまで勉強しなかったことを「責めた」学生は、自分を「許した」学生に比べて、勉強を先延ばしする傾向があったんです。

つまり、自分の失敗を許すことは、その後の行動に責任感をもたらす、ということですね。

こうした心理が働く背景には、現状の自分をありのまま受け入れることができると自分に足りない部分を見つめやすくなる、ということが挙げられます。

自分に足りない部分がわかるからこそ、鍛えたり、勉強したり、スキルアップしたり、自分をより改善しようと動くことができます。

反対に、「こんなのは本当の自分じゃない!」と自分を責めることは、現状の自分から目をそらし、自分の失敗を受け入れようとしない姿勢です。

このことから言えるのは、「今の自分の実力はこのくらいなんだ」と認めて許し、「じゃあこれから何を頑張ればいいか?」を考えることが、自制心を取り戻し、責任感をもたらすために役立つということですね。

 

まとめ

人は必ず失敗するものだし、すべてがうまく進むことはありません。

大切なのは、たとえ間違ってしまっても、それに対してどう対処していくかです。

前述したように、「自分を責める」よりも、「自分を慰める」あるいは「自分を許す」といったアプローチをとった方が、その後の状況は好転しやすいと言えます。

ちょっとした対処法1つだけでも大きなメリットがあるので、日頃から心がけてみてはどうでしょうか。

 

ただ、自分を慰めるたり許したりした方が良い、と言っても、なかなか自分の感情がコントロールできず、冷静に現状を受け止めることができない場合もあります。

そんな感情を客観的に観察し、自分の感情を抑えるために役立つのが、「感覚のラベリング」というテクニックです。

ここからは、「これだけで感情が抑えられる?感覚のラベリングで自分の心を観察してみよう」も参考にしてみてくださいね。

 

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交替勤務12年以上の30代男。娘と息子の2児の父。 生活習慣を改善するために色々な本を読んだりしているうちに、普通の人に比べて夜勤者には習慣づけがむずかしいことを知る。 交替勤務を通して夜勤を行い、試行錯誤して良い習慣を身に付けるために奮闘中。 夜勤者目線での生活の工夫、学習法、読書法、健康法、筋トレなどについて語りたがっている。

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